ありのままを君へ｜エロ漫画（ベコ太郎）b915awnmg03784

2025年10月20日2025年11月3日

ありのままを君へは、作家ベコ太郎が制作したアダルトマンガ単話です。

ありのままを君へ作品情報

シリーズ名	ありのままを君へ（単話）
作家	ベコ太郎
レーベル	COMIC快楽天ビースト
出版社	ワニマガジン社
ページ数	28ページ
配信開始日	2025/10/17 00:00
ファイル容量	14.7MB

隠してきた“かわいい”が、ようやく自分の中で居場所を見つける瞬間。

作品紹介

小桜真央は、明るく冗談を飛ばすタイプだが、内心では“かわいいものが好き”という気持ちをずっと胸の奥にしまい込んでいた。
ボーイッシュな見た目のせいで、周囲からはいつも「気さくな友達」として扱われ、女の子らしさを表に出す機会を逃してきたのだ。

そんなある日、文化祭の出し物を決める教室で、「メイド喫茶」の話題が持ち上がる。
「私がメイドなんてやったら、みんな倒れちゃうよ！」と笑い飛ばす真央。けれど、その場にいた鈴木進一が静かに言う――
「僕は、似合うと思います」

一瞬、空気が止まる。
けれどその言葉は、真央の心の奥にしまい込まれていた“本当の自分”をやさしく撫でるように響いた。

結局、真央は裏方の経理係を選ぶ。けれど文化祭の片付けが終わった放課後、教室に残った二人の間には不思議な静けさが漂う。
机の上に置かれたメイド服を見つめる真央に、進一が少し照れながら口にする。
「個人的に見たかったので……もし嫌じゃなければ」

その言葉をきっかけに、真央は初めて“かわいくなりたい自分”を受け入れていく。
笑い合うことが多かった関係の中で、ようやく少しだけ見えた素直な笑顔。
――それは誰かのためじゃなく、自分のために着る勇気の物語。

レビュー

これは“ベコ太郎節”全開の心理描写回だ……！
まず真央の「ボーイッシュで明るいのに、心の奥に“憧れ”を隠してる」って設定、完全にベコ太郎先生の十八番。
ギャグっぽい導入から一転して、鈴木くんの一言で空気が変わる瞬間、あそこ本当に呼吸が止まる。
あの「似合うと思います」ってセリフ、告白より破壊力あるでしょ…。

そして文化祭の喧騒が終わった後の教室シーン。
照明の落ちた中で、真央が制服のまま佇むカット――静けさの中に“覚悟”が見えるのがベコ太郎先生らしい演出。
あくまで恋愛ではなく、「自分を受け入れる勇気」として描くのがほんと上手い。
読後に残るのはトキメキじゃなくて、胸の奥のじんわりした温かさ。
可愛いを受け入れることは、誰かのためじゃなく“自分の居場所を作る”ことなんだなって。