物語の中心となるのは、ひょんなことから研究施設に関わることになった堀川。
元は普通の社会人だったはずなのに、思わぬ体質のせいで実験対象として大きな注目を浴びることになる。
研究員たちはそれぞれ個性派ぞろいで、水泳やスポーツ、占いなどバラバラな趣味やスキルを持ち寄り、堀川を取り囲んでいく。
さらに研究所での生活は、単なるデータ収集にとどまらず「毎日の習慣」が重要だと告げられ、堀川の新しい日常が幕を開ける。
笑いあり困惑ありの展開が、最後まで読者を引き込んでいく。

いや〜、これは完全に「研究」って名目で始まったのに、実質ハチャメチャな共同生活コメディでしょ！
堀川が「なんで俺が…!?」と戸惑いつつも、次から次へとキャラが押し寄せてきて、もうツッコミが追いつかない。
しかも研究員や関係者のタイプが本当に幅広くて、泳ぎに全力な人もいれば、バスケで張り合う人、カジノで余裕かます人、さらには占いまで持ち込んでくる人までいて、ジャンル横断のお祭り状態。
でもただのドタバタではなく「堀川の体質」が物語の根幹にあるから、そこに説得力があって読み応えもバッチリ。
まさにカオスと科学が手を取り合った一冊って感じ！

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