OM’s！ 〜Open My Secrets〜vol.04｜エロ漫画（つっつ）b182asnw02252

雑誌『OM’s！ 〜Open My Secrets〜』第4弾は、“フェチ”という嗜好を一種の表現文化として描くアンソロジー。
外見だけでは見えない個性や秘密の感情を、ユーモアやデフォルメを交えて描き出しているのが特徴です。

収録作家の中でも注目なのが、花輪マロル「おむつに堕ちて恋をして。」とねりうめ「悪の道はおしっこから」。
どちらも一見突飛な設定ながら、登場人物の内面にある“支配と依存”“羞恥と解放”といった人間的テーマを丁寧に描いています。

「悪の道はおしっこから」では、主人公が“世界征服ごっこ”を通じて支配と承認を模索する物語。
誇張されたセリフやコマ割りは完全にギャグ路線で、悪役ごっこのノリと勢いが抜群。特に「マーキング＝支配」という発想を戦隊ヒーローの反対側の視点で描くあたり、作者のセンスが光ります。

一方「おむつに堕ちて恋をして。」は、表面的には奇抜なテーマながら、実際は**“心の弱さを見せ合える関係性”**を描いたヒューマンドラマ的構成。登場人物が互いの秘密を知ることで、人間的な繋がりを取り戻していく流れが印象的です。

今回の『OM’s！』は想像以上に“攻めの編集”だった。
一見フェチアンソロジーなんだけど、実際読んでみると「恥ずかしさ」や「自意識」をテーマにした心理描写が多くて、かなり人間ドラマ寄り。

ねりうめ先生の『悪の道はおしっこから』は、もうノリが完全に特撮パロディ。
「私の領地が増えてきたな！」とか、台詞のテンションが少年漫画ばりで笑う。支配ごっこを通して自分の存在を誇示するヒロイン像は、どこか切なくもある。ギャグとして振り切りつつ、心の孤独まで描けてるのがすごい。

花輪マロル先生の『おむつに堕ちて恋をして。』はトーンが真逆。
静かで繊細な構図と、灰色のグラデーションで描かれる心理の揺れが美しい。テーマはフェチでも、読後感はむしろ純文学的。
この対比が同誌の最大の魅力で、奇抜な題材を人間ドラマとして成立させてるのが本誌の真骨頂。

OM’s！ 〜Open My Secrets〜vol.04はHitomi、RAW、hentaiで見れますか？

2025年11月時点ではHitomi、RAW、hentaiで配信されていないようです。

安心して視聴するならFANZAなどの正規配信サイトを利用するのが安全です。